新年のご挨拶

2023年の初頭にあたり新年のご挨拶を申し上げます。

当院の2022年は3月の福島県沖地震で建物などに大きな損傷を受けた上に、終息の気配の全く見えない新型コロナウイルス感染症への不断の対応をせまられる困難な1年となりました。幸い地震の被害に関しては応急処置により診療を継続することができました。また新型コロナウイルス対策も苦難の連続ではありましたが、大きな院内感染が発生することもなく年を越すことができました。これも地域の皆様のあたたかいご支援と、当院の職員の懸命な努力によるものと考えております。

2023年が明けましたが、コロナ禍は第8波の真っただ中にあり今後の状況はまったく予断を許しません。地震の被害の修復も予定されていますが、当院にとって厳しい環境にあることは変わりありません。そのような中でも職員一丸となり、患者様のために、そのご家族のために、そして地域社会に貢献するために日々の業務を遂行していくという気持ちを新たにしているところです。2023年も地域の医療を守るべく尽力してまいります。今年も皆様のご支援をよろしくお願いいたします。

公立相馬総合病院院長 八巻 英郎